屋根は形状によって雨漏りの危険度や断熱性などが異なります。
最近では片流れ屋根や切妻屋根、寄棟屋根の戸建てが人気ですが、他にはどのような形状の屋根があるのでしょうか?
そこで今回は、ユーコーコミュニティー町田支店で屋根のリフォームを担当している東條が屋根の形状によるメリットとデメリットをそれぞれ伝授します!

屋根の形状と特徴を知ろう
1.切妻屋根
見開いた本をそのまま逆さにしたかのような三角屋根をしており、雨漏りしにくくコストがかからないため、人気のある形状の屋根です。
◎メリット
・費用が安い
・水はけが良いため、雨漏りしにくい
・換気性が良い
・ソーラーパネルが設置しやすい
×デメリット
・妻や破風板の劣化がしやすい
2.寄棟屋根
頂点に棟があって、四方に棟が下がっています。
全部の方向に面があるころで外壁の負担が少なく、耐風性が高いのが特徴。
最近では、切妻屋根と同じように寄棟屋根を選ぶ人が増えてきています。
◎メリット
・外壁の劣化がしにくい
・耐風性が高い
×デメリット
・換気をしっかりする必要がある
・費用がかさむ
・ソーラーパネルが設置しにくい
・雨漏りする可能性もある
3.片流れ屋根
一方に傾斜がついている屋根を片流れ屋根と呼び、スタイリッシュでモダンな家によく採用されています。
また、ソーラーパネルが設置しやすいことからも選ばれているんですよ。
◎メリット
・ソーラーパネルの設置がしやすい
・費用が安い
・高い位置に窓があれば部屋が明るくなる
×デメリット
・耐風性が低い
・雨樋に負担がかかる
4.陸屋根
傾斜がなく、平らな屋根の形状。
一般住宅においても見かけますが、傾斜がないため、水が溜まらないように配慮しなければいけません。
◎メリット
・屋上を活用できる
・掃除・メンテナンスがしやすい
×デメリット
・排水をきちんとしないと水が溜まる
・定期的に防水をしなければいけない
・断熱性が低いため、部屋の温度が上がりやすい
・ソーラーパネルを設置するとなると、架台が必要になるため、費用が高くなる
5.方形屋根
四角錐の屋根で、寄棟屋根に似ていますが、方形屋根だと雪や雨を四方に分散させることができます。
◎メリット
・寄棟屋根よりも雨漏りのリスクが低い
・雨や雪を四方に分散させられる
・外壁の劣化がしにくい
×デメリット
・家が正方形である必要がある
・費用が高い
・ソーラーパネルの設置が大変
6.入母屋屋根
和風な家に多い屋根の形で、瓦と相性抜群です。
複雑な形をしているので、費用はかかりますが、通気性や断熱性、耐風性が高いのが特徴。
◎メリット
・耐風性、断熱性、通気性が高い
×デメリット
・棟から雨漏りする可能性がある
・複雑な形状をしているため、メンテナンスの費用が高い
7.半切妻屋根
「はかま腰屋根」または「ドイツ屋根」とも呼ばれており、建築基準法により高さ制限がある場合に採用されます。
半切妻にすることで高さを調整でき、室内の面積はそのままで建築することが可能です。
◎メリット
・室内の面積は変えずに建築できる
・飾り板を設けることでドイツ風のデザインになる
×デメリット
・棟が多いため、雨漏りしやすい
8.差しかけ屋根
段違いの屋根になっている形状の屋根で、屋根間の外壁に窓を設けることで採光を取り入れられます。
また、形状に合わせて色を分けることでデザイン性が高い家に仕上がりますよ。
◎メリット
・耐風性、断熱性、通気性が高い
・費用が安い
・窓を設けることで部屋が明るくなる
×デメリット
・段違いになっている下の屋根が雨漏りしやすい
9.腰屋根
切妻屋根に更に切妻屋根があるもの。
断熱性や通気性が高い屋根ですが、一般住宅においてあまり使用されることはありません。
◎メリット
・光が入りやすい
・通気性・断熱性が高い
×デメリット
・複雑な形状をしているため、コストがかかる
・メンテナンスの際に技術が必要となる
・繋ぎ目が多く、雨漏りしやすい
10.バタフライ型屋根
屋根の中央が低く、端が高くなっていて蝶が羽を広げたかのような形状をしています。
中央部分が低く、雪を下さなくて良いことから別名「無落石屋根」と言われているんですよ。
◎メリット
・雪を下す手間がない
・ソーラーパネルが設置できる
×デメリット
・排水処理をしっかりしておかないと雨漏りする
・強度がないと雪の重さに耐えられない
・費用が高い
11.錣(しころ)屋根
寄棟屋根に切妻屋根が乗っているかのような日本建築ならではの格調高い雰囲気のある屋根で、寺院などで採用されています。
◎メリット
・厳かな雰囲気がある
×デメリット
・複雑な形状をしているため、コストがかかる
・繋ぎ目が多く、雨漏りしやすい
12.鋸屋根
片流れ屋根が連続して鋸の歯のような見た目の屋根。
一般住宅で使用されることは殆どなく、広い工場などで使用されていました。
◎メリット
・光が入りやすい
×デメリット
・雨漏りする可能性がある
どの形状の屋根だとしても、雨漏りをしないためには定期的に屋根の点検を行うことをユーコーコミュニティー町田支店は推奨します。
5年ほどで1度点検をすることで安心できるのではないでしょうか?